ガンプラや戦車プラモのジオラマは昔よく作りましたが、Nゲージのレイアウトは金額面の問題や設置場所の都合で、今まで実現できませんでした。ですが、バンダイからBトレインというNゲージの全長1/2バージョンの鉄道模型が発売されていることを知り(だいぶ前に発売されているらしいけど)、それらの問題が一挙に解決!さっそく大好きなガンプラとのレイアウトコラボに挑戦しました。
Bトレインは1/150スケール、ガンプラのHGモデルは1/144スケールとサイズ相性もだいたいピッタリ^^これはうれしい。
レイアウトテーマはズバリ題して

 

小学生の時に買ったNゲージのPOWER UNIT(走行セット)が25年の歳月を過ぎて、いま蘇る・・・。


1 レイアウト台つくり

その辺にあった杉材とベニヤ板でB4サイズの土台を作ります。上面には15mmの発泡スチロールを敷いて、後ほど削るなどしての地形作りに備えます。

 

2 線路の固定

接続部分にハンダ付けをして台の裏側から配線コードを2本出しておきます。線路も動かないように数箇所ボンドで固定し、短い釘を挿します。

 

これでだいぶレイアウトのイメージが掴めてきました。トンネル入り口(トンネルポータル)も立ててみたり。今回の主役はガンキャノンです。車両は江ノ電300系と懐かしいところをチョイスしてみました。車両にはカトー製の走行キットを組み込み、自走できるようにしています。線路はRがきついため、速度のダイヤルを1メモリ動かすだけで、カーブで転倒してしまいます。こりゃ困った。そこで、車両におもりを組み込んで、さらにスピードは0.5メモリまでという意外とシビアなスピード調節が必要になってしまいました。トンネル内での脱線事故だけはどうしても避けたいところです。

 

3 トンネル、山の土台作り

ダンボールで山の形をイメージして芯を作ります。裾野の部分は大まかに新聞紙を丸めてガムテープで固定です。

 

4 岩作り

ロックモールドに石膏を流し込めば、簡単に岩の製作ができちゃいます。石膏を流し込む前には、ひっつかないように油を敷いておきます。今回はKURE5-56を使用。シュッとひと吹き、ああ・・・シンナーの快感^^。1時間ほどで硬化するので、完成した岩を適当な大きさにポキポキ折って、使えそうな形にします。

 

5 山作り

紙粘土でコツコツ作ろうと思ってましたが、いまはブラスタークロスという便利なものがあるんですね。布に石膏が付着させてあって、これを水に浸して土台にペタペタはっていけば、あら簡単に山が完成。先ほど作った岩もボンドで貼っつけて、お山も無事完成しました。

 

今回は田んぼを作るのに発泡スチロールに切り込みを入れました。レイアウトやジオラマ作りでは起伏を表現するのに発泡剤の土台は欠かせないアイテムです。ボクは電気製品の段ボール箱の中などで使われている緩衝材の発泡スチロールをこまめにとっておいてます。

6 紙粘土で細部の修正

教材用の軽量紙粘土で、岩と山の隙間を埋めたり、トンネルの周囲を自然な形にします。田んぼのあぜ道なども表現してみました。

 

7 岩を塗る。

一番簡単な石灰岩にしました。ベースカラーはもちろん白。全体に塗った後、徐々に濃さを加えていきます。

 

8 山を塗る。

岩を残して、ほとんどを適当にこげ茶系の色で塗ります。後からほとんど緑で覆われちゃうから、ほんとに雑で結構結構。あ!ガンキャノンの足跡はちょっと気合を入れて塗っておこーっと。

 

9 山肌を仕上げる。

ボンド水(ボンド1水1)を筆でペタペタ塗りながらフィールドターフ(草色)をふりかけのようにまいていきます。全体が包まれればOK。

 

10 線路に石を敷く。

はがき等を使って、バラスト(線路敷石)をザーっとまいていきます。筆で整えた後は、同じくボンド水で固着させます。ボンド水の前に水をたらしておくと、ボンド水がしみこみやすくなります。

 

11 木を表現する。

ライケン(天然水ゴケ加工)で遠方の樹木を表現します。ボンドをつけながら、だいたいの感じににくっつければOKです。だいぶレイアウトも完成が見えてきました。

 

12 田んぼを表現する。

田んぼに切り込んだところに、フィールドグラスをコツコツとピンセットで植えていきます。かなり根気がいるので、最後は飽きてきました。ボンドが乾いたら、はさみで形を整えて完成です。

     

13 樹木を作る。

街路樹の幹は既製品で売ってますので、それにフォーリッジ(細かいスポンジ素材)をボンドでつけて樹木を表現します。今回は地球温暖化対策のために2本植樹してみました。

  

14 細部の仕上げ

細部といっても、足跡をバステルで仕上げたことと、大き目のジャリをまいたことぐらい。肝心のガンキャノンのウェザリングは今回は疲れちゃったからキャンセル。

  

15 完成・走行テスト

レイアウトを裏側から見ると、まったく味気ないものです。まあ、普段は見ないアングルなのでこれでいいのだ。トンネルには脱線に備えて非常窓を作っておきます。これははじめにやっておいた方がいいですね。配線も面倒なポイントなどないので、2本だけがピョコっと出ているだけです。

  

16 眺めて楽しむ。

ガンダムだけのジオラマと違い、Bトレインもあると全体のスケール感がぜんぜん違います。
次回は町並みなども表現できるレイアウトを作ってみますか。人もウロウロしているとまた面白くなるんだろうなぁ。

  

  

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