つくばリンリンロード2005.09.11(日)曇りときどき晴れ
昭和62年に廃線となった筑波線の名残が「つくばりんりんロード」です。全長はちょうど40km。筑波山をぐるりと眺めるように土浦から岩瀬町(現桜川市)の間を走り抜けます。普通にこいで休憩含めて3時間半といったところでしょうか。
道中は気持ちの良い田園風景であり、鉄道敷地跡ということもあって、目だった起伏もなくのんびりとサイクリングできます。途中、4つの大きな休憩施設があり、ベンチ・トイレなど充実しています。各駅の跡にはホームも残っており、当時の面影を偲ぶことも出来ます。
ホームに立ってみると、遠くから懐かしい筑波線が、汽笛を鳴らしながら近づいてくる感じがしました。
常陸小田にて(昭和61年撮影) Photo by
在りし日の筑波鉄道
岩瀬駅スタート
土浦に車を置いて、常磐線と水戸線を乗り継いで岩瀬駅へ。友部での連絡が悪く、到着は10時すぎに・・・。
20台ほどの駐車場やトイレ・きれいな芝生もあり、キャンプもできそう^^
リンリンロードの全体図です。筑波山と裾野の田園風景を走る筑波線が、いかに景観に優れた鉄道であったかが分かります。
出発してすぐ、気持ちいい直線道路が続きます。ちなみにこの道は自動車・バイク進入禁止ですので安心です。
ですが、車道と交差するところは、こちらが全面的に一時停止です。街中では頻繁にこの「止まれ」がありますので、調子に乗ってスピードが出せません。
旧樺穂駅跡と真壁休憩施設(旧真壁駅)です。
樺穂駅前には、よく生徒指導で補導に行きましたね。夜遅くまで生徒がスケボーやってて。
コース途中にはたまに、くねくねコースやワインディングコースもあって、ちょっとだけ楽しめます。
旧筑波駅です。ここでちょうど半分の20kmですね。バス停留所が隣接で、自販機や売店も充実しています。
駐車スペースも10台ほどあり、ここまでのサイクリングでも十分かもしれません。
筑波駅といえば、昔は筑波山登山の玄関口(今でもそうか)。小学校の頃はよくここまで意味なく電車に乗って遊びにきたりしていました。
そういえば筑波線の車両ってのは、ドアが閉まるのが恐ろしく勢いよくて、怖い思いをしたのを覚えています。
その後、しばらく田んぼの中を走ると、いよいよ土浦に突入します。最後の休憩施設「虫掛(むしかけ)」には、小さいけどきれいなトイレがポツリ・・・。
新土浦駅跡です。六号国道のすぐ近くにあって、歩道から筑波線の停車している姿を良く見かけました。
手前階段の横には小さな売店があって、よくガムを買ったのを覚えています。
リンリンロードは土浦駅を目前に、いともあっけなく終わります。
この先にあった鉄橋も今はなくなり、駅前もだいぶ変わりました。